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かーずSPの戯れ言

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『響け!ユーフォニアム』の「ここが面白かった!」って言いたいだけのトーク パート2

アニメ 響け!ユーフォニアム

祝! 響け!ユーフォニアム2 3巻発売記念!!! 『響け!ユーフォニアム』の「ここが面白かった!」って言いたいだけのトーク2のお時間です!



もう『響け!ユーフォニアム2』が超弩級の、今世紀の歴史に残る大傑作であることは言うまでもないことなんですが、特にこの3巻は、第四回「めざめるオーボエ」、第五回「きせきのハーモニー」が収録されています。
ひとつは鎧塚みぞれ先輩の大きな悩みが解決する人間関係の山場と、もうひとつは北宇治吹奏楽部が全国へ行けるかというコンクールの本番。その2つの重要な盛り上げ回が入ってるんですよ!!

さて前回のコラム
かーずSP : 『響け!ユーフォニアム』の「ここが面白かった!」って言いたいだけのトーク
にて大事な指摘をいただきました、水星さんのご指摘。そうなんです、鎧塚みぞれ先輩について触れてなかった!!

吉川優子が可愛すぎて、死にそうなほど惚れ込んでいる件では優子視点から4話が神回だというのを言いましたが、みぞれ視点からは、二人の少女に救済される物語になっています。

相談一つなく部活を辞めてしまった親友の希美。傷ついて、それでも楽器だけが望みを繋ぐからと部に残り続けたみぞれは、優子に諭されて、ようやく希美と向き合う決意を固める。

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二期4話「めざめるオーボエ」より
「今までの鬱々なみぞれ=影」から、「陽の当たる場所へ連れ出されるみぞれ=光」へ導かれていく事を、演出で表現している。
その神がかった演出技法は、次のシーンでも炸裂している。

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希美「もしかして、仲間はずれにされたって思ってた? なんで違う!違うよ!ぜんぜん違う、そんなつもりじゃ……みぞれ、ごめん、ごめんね」

みぞれ「わたしずっと、避けてた。勝手に思い込んで……怖くて……ごめんなさい」


窓のサッシが十字架を暗喩していて、そこから光が指す光景は教会での懺悔を思わせる。
みぞれが、希美が、お互いに謝罪してわかりあったシーンを、この上なく幻想的に表現しているのだ。


覚醒したみぞれは、関西大会でも「希美のために吹く」と力強い言葉をはくほどに強い意志を見せる。

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そしてこの「三日月の舞」でのオーボエソロ! 豊かな表情とあいまって色気すら出ているのだ。
あのロボットのような、綾波みたいだったみぞれ先輩がっ!!

それと個人的には、全国大会前の、久美子へ拳をグーにして突き出すみぞれ先輩に可愛かったですね~。
「何この可愛い生き物……」と愛さずにはいられない、母性というか保護欲を刺激されます!

そんな関西大会の演奏シーンは『三日月の舞』をフルで7分近く描かれており、指の一本一本が音に連動している。この京都アニメーションによる超絶作画でそれをやるって、とんでもない偉業ですよ!
ここの演奏シーン、放映後から一日10回以上観ていて通算200回は越えてると思うんですが、それでも円盤の高画質でまた擦り切れるまで観たい!

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絵的に好きなのが、堺万紗子と井上順菜のパーカッションコンビ。

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音的には、麗奈のソロパートに入る前に、「プッ」ってブレスが小さく入るんですが、なんかそれがグッとくるんですよね。これってフェチなのかね(笑) 皆さんも注意して聴いてみてください。



櫻井孝宏さんの真似をする櫻井さん

これは3話の話なんですが、いろんな人に話しても気づいてる人が誰もいなかったので、ここで触れたい小ネタ。
二期3話のキャンプファイアーの時、トロンボーンの物まね対決で、野口ヒデリが滝先生の真似をするんですが、このモブの声優は櫻井孝宏さん。

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「なんですか、これ」

そう、滝先生の声優さんでもあります。つまりこれ、櫻井さんが、櫻井さん役の物まねを、別人が演じるという非常にややこしいメタネタになってるんですね。
しかも声が若干滝先生とは変えていて、若い学生が真似をする滝昇の声もしっかりニュアンスに含まれている。

これ、さらっと1シーンで流されてますが、抜群の演技力なんですよ!! プロの声優すげー! というか櫻井さんすげー!とマジで唸りました。


勝手に決定!!! 吉川優子の名シーンベスト3!

3位:スライム顔

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「も~~~っ!バカにして~~~っ!!」

石原立也監督によると、一期ではシリアスが受けたので『響け!ユーフォニアム2』ではシリアスに振ったと語っている。
そのためか一期で見られたデフォルメ顔はほとんど無し。
ところが最終話ではピリピリした大会も終わったせいか、そんな崩したギャグ顔が復活。
部長選出の時に、夏紀にからかわれた優子の見せたこれ、もはやスライム優子。うまるちゃんか。

2位:懇願

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麗奈「わざと負けろって言うんですか?」

優子が麗奈に、再オーディションでわざと負けてくれと頭を下げて頼み込むシーン。どうしても香織にソロを吹いてほしい、でも麗奈の方が上手い。その方法を解決するには、邪道に頼るしかなかった……。

麗奈に失礼な頼みをしている事を自覚しつつ、それでも頭を垂れるしかない優子の切羽詰まった感じが伝わってくる。
それだけではなく、これって一年前の大量部員脱退事件の根本にある問題の蒸し返しでもあるんですよ。
つまり一年前は、練習もしない下手くそな上級生がレギュラー入りして、下級生というだけでレギュラーから外されていた。
それに納得がいかなかった希美たち一年はみんな吹奏楽部を辞めてしまった(ちなみに、辞めた元南中の彼女らは軽音部に入り、希美だけは地元の団体で練習をしていたと原作小説には記載されている)

優子もこれには当然納得はできなかったけど、香織先輩が守ってくれたおかげで、なんとか辞めずに続けられた。

ところが一年後。今度は優子がトランペットの上手な下級生に対して「技術の劣っている3年生(香織)にレギュラーを代われ」と要求しているのだ!

この矛盾ってば! それを本人も痛感しているからこそ、劇場版の新規カットでは苦渋の顔をしているわけで。

香織を想う気持ちが暴走した結果……とはいえ優子には香織に高校最後のソロパートを吹いてほしいという願いがあって、それ自体はピュアな想いの現れで、本当に優子の心って美しいなあと、改めて惚れ直してしまいました!

1位:牽制
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麗奈「そうなんですか? 先輩」
優子「さあ~、どうなんだろうねぇ、後輩」
「うふふふふ」「あはははは」


そんな顛末があったからこそ、みぞれから「(優子と麗奈&久美子が)仲が悪いの?」と訊かれた時の気まずい沈黙。
一瞬麗奈がギクリとした顔をするも、そのまま先制攻撃をしかける麗奈と、ギリギリの状態で受け止めてその軽口に合わせる優子……なんとも息の合ったプロレス感が好き。 っていうか、女ってこえーーーっ!!

番外:卒業式
怒る時も、泣く時も、あれだけギャーギャー騒がしい優子なんだけど、卒業式後の広場では香織の胸にうずくまって、ずっと無言のままなんですよね。
腰に回した腕には香織先輩のセーラータイが握りしめられていて、静かなことが、逆に悲しみの深さを示していて優子好きの私には胸を打たれるのです。


そんなこんなで『響け!ユーフォニアム2』の3巻は、特に重要な回ばかりなので要チェックですよ!&やっぱり吉川優子ちゃんは超可愛い!!!って言いたいだけのトークでした!

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■ちょいちょい引用してる原作小説も面白いというか新たな発見しまくりです。希美がみぞれに嫉妬してた(かもしれない)とか、幼なじみの葵ちゃんの描写とか。