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かーずSPの戯れ言

かーずSP管理人が駄文を語ったりするブログ

「好き」と好きを合せても「大好き」になるとは限らない、ウィザードリィ系RPGの話

新釈・剣の街の異邦人 ~黒の宮殿~がめちゃくちゃ面白い。



僕はその昔、FM-77AVでプレイした元祖『ウィザードリィ』で人生を狂わされるくらいドハマリして以降、ウィザードリィダンジョンRPGと聞くととりあえず触れてみるのが嗜みと化しています。

なのですが、いわゆるWiz系ハック&スラッシュが大好物の割にはハマれるのが少なくて、BUSIN φ Wizardry Alternative NEOAmazon)とか、ウィザードリィ エンパイアⅢ ~覇王の系譜~など、数えるほどなんですね。

世界樹の迷宮シリーズ、ToHeart2ダンジョントラベラーズデモンゲイズなど、レビューサイトで軒並み高得点を叩き出すこれらのゲームすらハマれなかった。なぜなのか。


横道にそれますが、僕は美少女ゲームや深夜アニメを好む、いわゆる萌え豚って人種です。今季のアニメだと「響けユーフォニアム!2」の鎧塚先輩が希美とホニャララする第4話なんてマジ神回! 「ガーリッシュナンバー」の第一話の特殊オープニングのライブシーンも「勝ったな!ガハハ!」だし、「オカルティック・ナイン」のりょーたす、揺れすぎでしょ! 変身が解けるとマッパになる「装神少女まとい」、ドスケベアングルにただただ感謝の念を捧げる「あにトレ!!XX」、「灼熱の卓球娘」のあがりの王道ツンデレ感たるや……。

話を戻すと、「ToHeart2でウィズが遊べるなんて!」「世界樹の迷宮日向悠二氏の描く女の子ブヒィィ!!」など、本来好きであるダンジョン&ハクスラと、萌えモノが合体するなんて、

なんと俺向きの理想のゲームじゃないか!

と思えるわけです。なのでそれ系のゲームを買ってきては、序盤で投げ出すという日々が続いていたんですが、今回、新釈・剣の街の異邦人 ~黒の宮殿~を遊んでみて、なぜハマれるゲームとハマれないダンジョンRPGがあったのか、初めて気づきました。


それは、僕がウィザードリィRPGに求めるものは、「油断するとウサギに首を切り落とされる、即死に繋がる緊張感のある冒険」だったんです。
ウィザードリィRPGの楽しさは、ダンジョンの奥深くに潜っていった時に、あと呪文の残りがいくつで、残りHPがこのくらい。この先、進むか、退くか。そのリスクとリターンのバランスを常に考えていかねばならないところにあると思っています。
ある意味崖の先へ突き進むチキンレースのように、ギリギリを見極めることで、ダンジョンでレア装備が手に入り、全滅せずに帰還したときの喜びがある。


それは世界観も同様で、そういうヒリヒリ焼け付くような疑似体験においては、「萌え」はノイズでしかなかったんですね。殺し、殺される緊張感のあるダンジョンの演出、シナリオ、絵柄が欲しかった。

むろん「剣の街の異邦人」にも萌えと言える子はいるんですが、
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セーラー服で剣使いとか、もう萌えの記号に思われるんですが、終始真面目な口調で、ギャグの一つも出ない。マジストイックなリーダーだし、ひたすらにダンジョンをくぐって、異形の化物と殺し合いをする。

そう、敵がファンシーでコミカルな可愛い系だと、それだけで世界観が僕は削がてしまうんです。ダンジョンRPGの敵はグロくてなんぼ。ワガママだねー。


これはさっきから名前を挙げている、萌え要素のあるウィズRPGを批判しているわけではなく、僕も萌えは好きだけど、ウィズ系には逆に楽しみを阻害するノイズになっていたという話。

つまり、「好き」と「好き」と組み合わせても、「大好き」になるとは限らない、というお話。

もちろん、カツとカレーを足したカツカレーは「大好き」なんですが、合わせるモノによるという。
僕は自分の気持ちがわかってなくて、「なんで俺は萌えキャラ好きだしウィズ系RPGも好きなのにハマれないんだろう」ってずっと考えいた答えがようやく出たので、ここに書いてみた。意外と自分の心って自分で理解してないものなんですね。