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堀江貴文「お金はいつも正しい」感想

いくらここが好きなことを書くブログにしても、今年に入ってからあまりにもグランブルーファンタジーのことばかり書きすぎて、ソシャゲ攻略サイトになってしまっていることに危惧を抱きつつ、別のことでも書こうかなと。

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今日読んだ本:お金はいつも正しい (AA)


ホリエモンが獄中で書いた本。

他所のブログで褒められていたので読みました、結論から言うと読んで得るものはありましたし、一部受け入れられないところもあって、そこは自分なりのフィルターを通して削除したので、今後の身の振り方に役に立つと思います。

僕みたいな昭和に教育を受けた世代は、「貯金は正しい、家を買うのは正しい」という教育を受けてきたわけですが、今の時代は激変で、その価値観も変わっているので、まずこの考えは間違っていると何度も出てくる。いわく、

>「貯金は美徳」は思考停止で、人生を豊かにする経験はなにもできない

で、「お金の本質は信用である」という哲学の元に、お金にまつわる本質をいろんな視点から、例えば「良い借金、悪い借金」とは何かをわかりやすく解説している。

また貯金がダメなら、何にお金を使えばいいのか?→自分に投資する。
その投資のためなら借金してもよくて、つまり時間をお金で買うことだと。お金が貯まるまでの数年の間にビジネスチャンスは逃すのでという論理。
さらに、自分に投資といっても習い事教室に通ったりすることは基本NG。やるなら短期間に集中的に、具体的目標を決める。人間はそこまでモチベーション持たないからってのは、なるほど頷けたり。


ただやっぱりホリエモンはどこに行っても勝ち抜いていける強者なので、強者の理論で僕ら凡人に当てはめても無一文のプータローにはなりえる部分もあって、そこは受けいれちゃダメなところかなと。

例えば「株やって儲ければいい。損する人もいるけど、会社に興味持って調べれば、人より半歩前を見れば、儲かる銘柄はわかるのです」って、それは貴方の得意な武器だからでしょって(笑)

本書では「会社に入るなら起業独立」を薦めてもいますが、僕個人の経験からいっても、20代は会社員として世の中を学ぶ時期だと思ってます。
独立を考えるのはそのあと。20代はお金をもらいながら社会を学べる貴重な時期なので(でもブラック企業だったら即辞めた方がいいのは当然の事ですが)

あとベーシックインカム - Wikipediaを信奉してらっしゃるみたいですけど、オイルマネーがない国では財源破綻してる例は世界にあるし、労働意欲がなくなるのは、市場クロガネは稼ぎたい 1 (AA)でも描かれてます。
本書が2012年に書かれたものなのでしょうがないですけど。

そういう自分フィルターを通しながら読んでいく分には、「自分がどうお金と向き合っていくのか」が見える一冊になると思った次第です。